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27日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安と続落、「供給サイド改革」関連さえない
記事提供元:フィスコ
*17:08JST 27日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安と続落、「供給サイド改革」関連さえない
27日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.96ポイント(0.13%)安の3112.35ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、4.17ポイント(0.13%)安の3258.56ポイントで引けた。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は0.05ポイント(0.02%)高の346.97ポイント、深センB株指数は8.90ポイント(0.75%)安の1170.61ポイントで終了した。
人民元安と短期金利上昇が嫌気される。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を再び元安方向に設定した。上海外国為替市場でも元を売る動きがみられている(=元安・ドル高)。人民銀はリバースレポを通じ、連日で高水準の資金供給を実施しているが、上海銀行間取引金利(SHIBOR)は約2.25%で高止まりしたままだ。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。第18期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が本日まで開催のため、新たな景気テコ入れ策などに対する期待感も根強い状況だ。
業種別では、「供給サイド改革」関連の石炭株や鉄鋼株がさえない。中国神華能源(601088/SH)が1.2%安、馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が1.0%安で引けた。銀行株や保険株、インフラ関連株、石油株なども総じて弱含んでいる。
【亜州IR】《ZN》
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