26日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安と4日ぶり反落、石炭株に利食い売り

2016年10月26日 17:04

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記事提供元:フィスコ

*17:04JST 26日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安と4日ぶり反落、石炭株に利食い売り
26日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比15.63ポイント(0.50%)安の3116.31ポイントと4日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、16.38ポイント(0.50%)安の3262.73ポイントで引けた。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は1.31ポイント(0.37%)安の346.91ポイント、深センB株指数は3.50ポイント(0.30%)安の1179.51ポイントで終了した。

資金のひっ迫懸念が浮上する。中国人民銀行(中央銀行)はリバースレポを通じ、連日で高水準の資金供給を実施しているが、上海銀行間取引金利(SHIBOR)は高止まりしたままだ。翌日物の金利は今月中旬に2.15%前後で推移していたが、25日以降は約2.25%にまで上昇している。上海総合指数は昨日まで3日続伸し、約9カ月半ぶりの高値水準に達していただけに、利食い売りも出やすい状況だ。

業種別では、石炭株の下げが目立つ。中国中煤能源(601898/SH)が4.0%安、中国神華能源(601088/SH)が2.3%安と急反落した。燃料炭価格の値上がりを材料に、両社の株は連日で年初来高値を更新していたものの、この日は利食い売りに押されている。時価総額上位の金融株や石油株もさえない。インフラ関連株や素材関連株、発電や水道の公益株、自動車株なども下げた。

【亜州IR】《ZN》

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