ニフティが大連華信と協業、クラウドサービスOEM提供

2016年10月26日 14:01

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記事提供元:フィスコ

*14:01JST ニフティが大連華信と協業、クラウドサービスOEM提供
ニフティ(本社:東京都新宿区)は26日、中国ソリューションプロバイダーの大連華信計算機技術股フン有限公司とクラウド事業で協業すると発表した。合意に基づき、ニフティは大連華信計算機に対し、自社パブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」をOEM提供。大連華信はこれを「華信商用雲(Powered by NIFTY Cloud)」としてカスタマイズし、中国国内企業向けに提供する。ニフティが「ニフティクラウド」を海外の企業にOEM提供するのは、今回が初めてという。
中国では現在、ITビジネス市場の拡大に伴って企業のクラウドコンピューティングに対する需要が急速に高まっている。ニフティはこれまで、主に中国に拠点を置く日系企業に対し、クララオンライン(本社:東京都港区)と共同でクラウドサービスを提供してきた。今回、さまざまな業界・分野でのソリューション構築実績を持つ大連華信と協業し、同社の提案力・販売網と自社の高度なクラウド技術を組み合わせることで、高性能かつ高品質なパブリッククラウドサービスを中国国内企業にも提供していく考え。
遼寧省大連市に本社を構える大連華信計算機は、ソフトウエアやシステムの開発に従事。ソフト輸出額で国内最大クラスの規模を誇る。
ニフティは「鴻図雲(ホンツーユン)」のブランドを使用。中国でエンタープライズ向けクラウドサービスを展開してきた。現地クラウド市場の開拓を急ぐ構え。ニフティは11月4日、「ホテルニッコー上海」で法人向けセミナー「チャイナ・マーケットにおけるビジネス成功の鍵」を開催する。中国IT市場の概況、日系IT企業各社の最新動向と今後の展望などを事例とともに紹介する予定だ。

【亜州IR】《ZN》

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