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前場に注目すべき3つのポイント~日米決算を材料視、JR九州利食い後は中小型に資金還流か
*08:19JST 前場に注目すべき3つのポイント~日米決算を材料視、JR九州利食い後は中小型に資金還流か
25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:日米決算を材料視、JR九州利食い後は中小型に資金還流か
■外資系証券の注文動向:差し引き120万株の買い越し
■前場の注目材料:JR九州が東証1部に新規上場
■日米決算を材料視、JR九州利食い後は中小型に資金還流か
25日の日本株市場は買い先行の展開になろう。24日の米国市場は上昇。TモバイルUSの好決算のほか、AT&Tとタイムワーナーによる企業の合併・買収(M&A)の動きを好感し、終日堅調な展開となった。セクターでは自動車や半導体が上昇しており、この流れを受けて、昨日利食いに押されていた景気敏感セクターを中心とした上昇が見込まれる。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の17340円だったほか、円相場は1ドル104円台前半と円安に振れて推移していることが材料視されよう。
また、TモバイルUSのほか、スプリントについても7-9月は営業黒字に転換する見通しとして上昇しており、指数インパクトの大きいソフトバンクグ<9984>へのポジティブ材料になりそうだ。注目された日本電産<6594>の決算は、4-9月期純利益は7%増、通期計画を上方修正している。円高を撥ね退けており、こちらも評価されそうだ。
一方で、富士重<7270>の業績観測では、円高の影響から営業益3割減と報じられている。足元では1ドル104円台と円安傾向をみせているなか、売り一巡後の底堅さを見極めたいところである。その他、JR九州が本日上場する。気配値は公開価格を大きく上回っており、好スタートとなりそうである。資金回転が効くことから、やや低迷している新興市場の中小型株等へ還流資金は向かいやすいであろう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き120万株の買い越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り830万株、買い950万株、差し引き120万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
10月18日(火):180万株の買い越し
10月19日(水):160万株の売り越し
10月20日(木):210万株の売り越し
10月21日(金):130万株の売り越し
10月24日(月):150万株の売り越し
■前場の注目材料
・NYダウは上昇、大型M&Aを好感(18223.03、+77.32)
・NY原油は下落(50.52、-0.33)
・マツダ<7261>と富士重<7270>の業績悪化、円高重し
・フィリピンのドゥテルテ大統領が来日
・JR九州<9142>が東証1部に新規上場
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・月例経済報告関係閣僚会議、月例経済報告
<海外>
・特になし《WA》
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