ギフト市場を支えるのはカジュアルギフト――矢野経済研究所

2016年10月14日 16:23

印刷

ギフト市場規模の推移と予測を示すグラフ。(矢野経済研究所の発表資料より)

ギフト市場規模の推移と予測を示すグラフ。(矢野経済研究所の発表資料より)[写真拡大]

 矢野経済研究所は2015年のギフト市場規模について前年比102.2%の9兆9,535億円で、儀礼的なギフトが縮小傾向にあるものの、カジュアルギフトが市場を支えていると発表した。調査は8~9月にギフトメーカーや小売店に対して行った。

 より親しい人に贈るカジュアルなギフト需要の拡大により、中元・歳暮もカジュアル化が進行し、かつては「贈るコト(行為)」自体が重視されていたが、近年では家族や親しい人に中元・歳暮を贈る人が増えているという。

 シニア向けギフト需要も拡大しており、母の日、父の日、敬老の日、長寿のお祝い(還暦など)といった、目上の人に贈るカジュアルギフトが大きく拡大している。近年は敬老の日のギフト需要を活性化させる販売促進活動を強化する企業が増えているという。

関連キーワード

関連記事