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KDDI、カラオケ店舗でVRコンテンツが体験できる実証事業開始
VRを体験しているイメージと各社の実証事業に関する役割(写真:KDDI発表資料より)[写真拡大]
KDDIとKDDI総合研究所は12日、カラオケ店でのVR (仮想現実) 事業の展開を目指し、シダックスとポニーキャニオンと連携し、実証事業を開始すると発表した。カラオケの使用者がVR機器を装着し、アーティストのライブや握手会などの交流イベントをその場にいるかのように体験できるという。
両社によると、カラオケルームの特性 (高音質な音響、防音設備、複数人数の集合が可能) に着目し、ルームスケールVRを体験できるVR機器「HTC Vive」でのVRコンテンツ配信を行う試みは日本初だという。「ルームスケールVR」とは定位置でVR視聴・体験をするのではなく室内を歩き回ってVRを体験すること。
実証実験に使用するVRコンテンツの一部は、KDDI総合研究所が開発した実写によるアーティスト映像を基に、VR体験者が好みの位置に移動して、そこから自由な視点で視聴体験できる「自由視点VR」技術で制作されたものである。同技術の実用化は世界初。また、今後は事前に撮影・制作したVR映像だけではなく、KDDI総合研究所の「高画質VRリアルタイム映像配信」技術を利用したVR映像のリアルタイム配信も予定している。
実証実験の実施期間は19日から11月18日まで。場所はレストランカラオケ・シダックス新宿歌舞伎町クラブの店舗内に設置されたVR対応の専用ルーム。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)
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