27日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高と3日ぶり反発、不動産セクターに買い

2016年9月27日 17:07

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記事提供元:フィスコ


*17:08JST 27日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高と3日ぶり反発、不動産セクターに買い
27日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比17.74ポイント(0.60%)高の2998.17ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、18.60ポイント(0.60%)高の3138.47ポイントで引けている。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は1.28ポイント(0.37%)高の349.37ポイント、深センB株指数は1.10ポイント(0.09%)高の1179.50ポイントで終了した。

押し目買いが優勢。上海総合指数は昨日までの続落で、約3カ月ぶりの安値水準に低迷したため、値ごろ感が着目された。中国景気の持ち直し期待も強まる。主要工業企業の8月利益は前年同月比で19.5%増加し、成長ペースがさらに加速したことが分かった。資金ひっ迫懸念などで朝方は売られたものの、指数は終盤に入り買いが優勢となっている。

業種別では、不動産株の上げが目立つ。大手の緑地控股(600606/SH)が5.8%高で引けた。特段のポジティブ材料はみられないものの、不動産市況の上昇基調が改めて好感されている。時価総額上位の金融株もしっかり。ITハイテク関連株や消費関連株、素材関連株、インフラ関連株など幅広く物色された。

【亜州IR】《ZN》

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