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地方で働きたい人へフリーランスのノウハウ提供
ランサーズでは地方在住者に向けたクラウドソーシングを利用した「フリーランス遠隔授業」を開始した。テレビ会議システムを利用したライブ型配信で、現役のフリーランス講師が実体験に基づいたノウハウなどを主婦や若者などの働きたい人たちへ提供していく。[写真拡大]
ランサーズでは2016年7月から「フリーランス遠隔授業」の提供を開始した。これは離島や山間部等の地方で働きたい人への仕事の獲得を支援する事業の一環である。テレビ会議システムを取り入れたライブ配信型の講座で、地方の働きたい主婦や若者がスキルアップできる機会を支援していく。配信はランサーズから地方自治体、または地域のコワーキング運営者などを通して提供される。
「フリーランス遠隔授業」ではクラウドソーシング上で収入を獲得する知識などのコンテンツを地方の受講者に提供していく。受講者は月1回、地方のコワーキングスペースで講座を受講する。個人の自宅ではなく、開かれたスペースで講座を行うことで地域コミュニティの活性化にもつなげていくのも目的の一つである。地方移住者の中には思うようにコミュニティが広がらず悩んでいる人も少なからずいるので、このような機会は重要だろう。何か質問があればすぐに講師に投げかけられる仕組みになっているので、遠隔授業といえども実際にその場に講師がいるように受講することができるのが強みだ。
講師はクラウドソーシング上で年収500万円を超えるようなフリーランスが務める。現役の主婦フリーランスが未経験からどのようにスキルアップし、収入を上げていったかなどの実体験をもとにしたノウハウが提供される。受講者と近い立場の主婦などが講師を務めることにより、講師の成功経験がより身近なものに感じられるだろう。
「フリーランス遠隔授業」の第一回目は山梨県の小菅村で実施された。小菅村はここ数年で人口が増えたものの、移住者の収入に課題があった。子育て中の移住世帯が子供をあずけながら働くなどの環境が整っていなかったのである。そのため小菅村で子育てをしながらできる新しい働き方としてクラウドソーシングの利用が紹介されることになった。どの地域の移住者も収入や働く環境に関して思うようにいかないこともあるだろう。そのような課題に対して多くの自治体で様々な就業支援が行われているが、フリーランスとしての働き方の提案も今後広まっていくことが期待される。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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