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TorrentFreak、著作権者の許諾を得ているにもかかわらずYouTubeの著作権侵害申し立てを受ける
headless曰く、 YouTubeでの著作権やコンテンツIDの問題などをたびたび取り上げているTorrentFreakが、この問題を自ら体験することになったそうだ(TorrentFreak)。
TorrentFreakでは2008年~2010年にかけて動画コンテンツ「TorrentFreak TV」を制作・公開しているが、これらの動画をアーカイブとして今月YouTubeで公開したところ、数時間後に著作権侵害を申し立てる通知を受けることになる。驚くべきことに著作権侵害を申し立てたのは、厳しすぎる著作権保護に反対する英国のラッパーでソングライターのDan Bullだった。
TorrentFreakとDan Bullは旧知の仲で、記事やインタビューでたびたび取り上げている。実際、申し立ての対象となったエピソードは、Dan Bullが英国のデジタル経済法に反対する公開書簡の形をとったミュージックビデオ「Dear Mandy」を取り上げたものであり、本人からも許諾を得ていたものだという。
TorrentFreakがDan Bull本人に連絡を取ったところ、申し立ては彼が参加しているYouTubeネットワークのBrave Bisonがボットを使って行ったものであることが判明する。彼は日ごろから自分の作品を自由に使って新たな創作をするよう人々に勧めているが、Brave Bisonではこういった作品を放置するオプションを与えず、作品の使用を認めるホワイトリストを用意し、動画ごとに追加するしかないとのこと。
Dan Bullによれば、今回の件はYouTubeのコンテンツIDシステムによる問題の一つだという。この作品を初めて有名にしたのはTorrentFreakであり、そのTorrentFreakが初めて受ける著作権侵害の申し立ての原因となったことについて非常に恥ずかしいとも述べている。
記事では動画が削除されない代わりに、Brave Bisonが広告を表示するようになったと述べているが、実際に再生してみたところ広告は表示されなかった。数日前にTorrentFreakは異議申し立てを行っているとのことで、何か動きがあったのかもしれない。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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