北朝鮮のミサイル、在日米軍基地等も射程圏内―自民・佐藤正久氏

2016年8月26日 11:33

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記事提供元:エコノミックニュース

 佐藤正久元防衛大臣政務官は25日、北朝鮮が24日早朝、潜水艦からの弾道ミサイル発射実験(SLBM実験)を行ったことについて「実験成功を率直に受け止めるべき」とのタイトルでツイッターに書き込んだ。

 佐藤参院議員は「潜水艦は『海の忍者』、探知が難しい為、事前に発射兆候を見つけるのも困難であり、かつ地上発射式と違い、発射後の打ち返しも水中を移動する為難しい。射程も延び、1段目と2段目の切り離しも成功、在日米軍基地等も射程圏内だ」とし、実戦配備への動きを加速化していることをうかがわせる北朝鮮の頻繁な実験の現実直視とともに、より冷静、的確な対応が必要との姿勢を書き込みからうかがわせた。

 聯合ニュースは「韓国軍は今回の発射を成功したとみている」と25日報じた。また、前日の報道では「韓国軍は、北朝鮮が水中での射出から点火までの技術をある程度確保したものの、飛行技術はまだ完成段階に達していないとみていた。SLBMを実戦配備するには誘導装置を付けて発射し目標に命中させる実験を経なければならず、韓国軍当局は2~3年かかると予想していた。しかし、今回の発射実験が成功と評価されることで、1~2年以内の実戦配備も可能になると懸念される」と1、2年で実戦配備まで可能なレベルに入っていると警戒感を強めていることが分かる。(編集担当:森高龍二)

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