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概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は4日ぶり反発、前日の急落を受けた反落から幅広い銘柄に買い戻しが広がった
*09:58JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は4日ぶり反発、前日の急落を受けた反落から幅広い銘柄に買い戻しが広がった
【ブラジル】ボベスパ指数 58020.04 +0.41%
23日のブラジル株式市場は4日ぶり反発。主要指標のボベスパ指数は前日比238.80ポイント高(+0.41%)の58020.04で取引を終えた。58596.37まで上昇した後、一時57781.24まで下落した。ボベスパ指数はこの日、約2カ月ぶりの下落幅を記録した。
前日の急落(ボベスパ指数は約2カ月ぶりの下落幅を記録)を受けた反落から幅広い銘柄に買い戻しが広がった。また、テメル暫定政権による構造改革に対する期待が高まっていることも引き続き支援材料。現地メディアによると、歳出法案の審議が進めれており、公務員の賃上げなどが凍結される見通しだという。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落に加え、足元の弱い経済指標、7月の経常収支が予想以上に拡大したとの報告が足かせとなった。
【ロシア】MICEX指数 1989.51 +0.53%
23日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比10.42ポイント高(+0.53%)の1989.51で取引を終了した。1992.55から1973.43まで下落した。
大手企業の好決算が支援材料となり、関連銘柄に買いが集中した。電力大手統一エネルギーシステムや航空大手アエロフロート(AFLT)などが相次いで予想以上の好業績を発表した。一方、指数の上値は重い。早期の米利上げ懸念が再び高まっていることや、原油価格の下落が足かせとなった。
【インド】SENSEX指数 27990.21 +0.02%
23日のインドSENSEX指数は小反発。前日比4.67ポイント高(+0.02%)の27990.21、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同3.45ポイント高(+0.04%)の8632.60で取引を終えた。
軟調な展開が続いた後は引け間際にプラス圏を回復した。連日の下落で値ごろ感が強まったほか、企業景況感指数の改善が指数をサポート。調査によると、今年4-6月期の企業景況感指数は前期から2.2%上昇したという。向こう6カ月のビジネス環境や企業の財務状況が改善するとのポジティブな見方が指数をけん引した。
【中国本土】上海総合指数 3089.71 +0.16%
23日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.90ポイント高(+0.16%)の3089.71ポイントと反発した。
政策期待が追い風。中国建築材料集団と中国中材集団の再編を国務院が承認したことで、セメントをはじめとする建材業界で再編が加速すると期待された。また、国務院は「実体経済・企業コスト削減に向けた作業法案」も正式発表。企業の体質改善につながると歓迎された。ただ、上値は重い。場中で安く推移する場面もみられた。《CS》
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