日本ペイントホールディングス子会社、船にフジツボが付きにくくなる塗料を開発

あるAnonymous Coward 曰く、　日本ペイントホールディングスの子会社が、フジツボを戸惑わせて船底につきにくくする塗料を開発し、今後販売するそうだ（朝日新聞）。

　仕組みは、人工血管に血小板が付くのを防ぐ樹脂の技術を応用し、微細にまだらに並んだ塗料がフジツボを戸惑わせて付着するための分泌物を出させなくするそうだ。

　新塗料を使用すると、付着したフジツボによる船と水との摩擦が減り、加えて船の重量も軽くなることで燃費が良くなり、二酸化炭素排出量は15%以上抑制される。現在の塗料が、フジツボ等の対策で含有している亜酸化銅による環境汚染も無くなる点も大きい。

　スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス

　関連ストーリー：
絵具メーカーのターナー色彩、新色「アヤナミブルー（AYANAMI BLUE）」を開発 2015年07月30日
豚肉ベースの塗料でコーティングされたイスラム過激派戦闘員に向けた専用弾丸 2013年06月26日
ペイント弾で人類の滅亡を防げ 2012年10月29日
ロブスターの殻で作られたゴルフボール 2011年04月28日
氷河を再生させるために、山腹を白い塗料で塗る実験 2010年07月09日