【リオ五輪】テニスの錦織圭、ナダル破り銅―日本勢96年ぶりのメダル獲得

2016年8月15日 14:14

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錦織圭が1920年の熊谷一弥以来、96年ぶりに五輪のテニスでメダルを獲得した。写真は、表彰台に立つ(左から)デルポトロ、マレー、錦織。(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

錦織圭が1920年の熊谷一弥以来、96年ぶりに五輪のテニスでメダルを獲得した。写真は、表彰台に立つ(左から)デルポトロ、マレー、錦織。(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)[写真拡大]

 リオデジャネイロオリンピック(開催地:ブラジル・リオデジャネイロ)のテニス・男子シングルス3位決定戦が現地時間14日に行われ、世界ランキング7位の錦織圭(26)が同5位のラファエル・ナダル(30=スペイン)を6-2、6-7(1)、6-3で下し、銅メダルを獲得した。

 男子プロテニス協会(ATP)によると、日本選手がオリンピックでメダルを獲得するのは、1920年のアントワープで熊谷一弥がシングルス、ダブルスで2つの銀メダルを獲得して以来、96年ぶり。錦織にとっては3度目の五輪で初のメダル獲得となった。錦織はこれまでナダルに1勝9敗と大きく負け越していたが、大舞台で貴重な勝利をもぎ取った。

 同日行われた男子シングルス決勝では、世界ランキング2位のアンディ・マレー(29=英国)が同141位のフアン・マルティン・デル・ポトロ(27=アルゼンチン)を7-5、4-6、6-2、7-5で下し、優勝した。マレーは、前回2012年のロンドン五輪に続き、男子シングルスで史上初の連覇を達成した。

 デルポトロは現在の世界ランキングは100位台だが、2012年から14年は10位前後を維持し、最高で4位だったこともある実力者。1回戦では、世界ランキング1位で優勝候補筆頭のノバク・ジョコビッチを破り、ここまで勝ち上がってきていた。

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