三菱商事、米国で分散型太陽光発電事業に経営参画

2016年8月11日 14:21

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Nexamp社の保有資産(三菱商事発表資料より)

Nexamp社の保有資産(三菱商事発表資料より)[写真拡大]

 三菱商事は10日、米国子会社を通じて米国の分散型太陽光発電事業者Nexamp社に出資し、筆頭株主として経営参画したことを発表した。

 Nexamp社は、同事業の開発・建設・運転保守・資産管理を手掛け、米国北東部を中心に約5万キロワットの開発実績を保有。さらなる事業拡大を計画している。三菱商事はNexamp社の筆頭株主となり経営に参画し、米国における成長分野である分散型太陽光発電事業に取り組むとともに、今後の事業拡大とビジネスモデルの変革を目指す。

 米国では近年、大規模集中型の風力・太陽光を中心に再生可能エネルギー導入が促進されているが、一方で太陽光パネルの低価格化や連邦・州レベルでの支援政策により、遊休地や住宅・商業施設の屋上を利用した小規模の分散型太陽光発電事業も一般家庭向けなどとして成長が期待されている。

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