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【株式評論家の視点】パルマはセルフストレージ事業に期待がかかる
パルマ<3461>(東マ)は、昨年8月11日に東京証券取引所マザーズ市場に上場。2006年の事業開始以来、「ニッチ・フロンティア・イノベーション」を旗印に小規模でも潜在的な成長可能性が高く、米国のような巨大市場に発展する可能性を秘めている日本のセルフストレージ市場において、ITとビジネス・プロセス・アウトソーシングを融合したセルフストレージ業界向けビジネスソリューションサービスを提供している。同社のサービスを何らかの形で導入しているセルフストレージ国内事業者が保有するユニット数は、2015年3月末で国内市場の60%以上を占めている。
セルフストレージWEB申込予約および料金決済システム「クラリス」を2013年10月にリリースし、さらに同システムを用いた集客支援サービス「クラギメ」も運用を開始。今後は滞納保証付きビジネス・プロセス・アウトソーシングサービスだけでなく、セルフストレージ向けのWEB関連事業もカバーして、市場拡大につなげる第2フェーズへと移行と業容は拡大している。
今2016年9月期第2四半期業績実績は、売上高が3億0900万円(前年同期比5.0%減)、営業利益が3700万円(同10.8%減)、経常利益が3700万円(同10.4%減)、純利益が3600万円(同83.5%増)に着地。
通期業績予想は、売上高が10億3200万円(前期比45.6%増)、営業利益が1億2300万円(同10.7%増)、1億2000万円(同20.1%増)、純利益が6700万円(同20.1%増)を見込んでいる。
株価は、昨年8月11日につけた上場来高値2540円から本年2月12日に上場来安値726円まで調整を挟んで5月11日に年初来高値1135円と上昇。その後、モミ合っている。主力のビジネスソリューションサービスは、セルフストレージ事業会社向けに滞納保証を付加したアウトソーシングサービスの提供が、新規取引先からの受託件数が順調に増加し好調。高齢化・都心人口集中による潜在需要が顕在化しているセルフストレージ事業は、直ちに稼働できる状態で今後の展開に期待がかかる。26週移動平均線がサポートしており、8月10日に予定される第3四半期決算を前に買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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