『 あまんちゅ! 』 第3話「わくわくと幸せのコツのコト」 桜並木と仮入部で一気に距離の縮まる「てこぴかり」。【感想コラム】

2016年7月27日 10:43

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『 あまんちゅ! 』 第3話「わくわくと幸せのコツのコト」  桜並木と仮入部で一気に距離の縮まる「てこぴかり」。【感想コラム】©2016 天野こずえ/マッグガーデン・夢ヶ丘高校ダイビング部

『 あまんちゅ! 』 第3話「わくわくと幸せのコツのコト」 桜並木と仮入部で一気に距離の縮まる「てこぴかり」。【感想コラム】©2016 天野こずえ/マッグガーデン・夢ヶ丘高校ダイビング部[写真拡大]

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 先週分の2話の記事でもお伝えした、聖地・伊東市での行われる第70回按針祭で「 あまんちゅ 」のコラボイベントの詳細が発表されました! 8月7日(日)にて、キャスト登壇の振り返り上映会&『キャンドルナイト』イベント!
イベントは現在チケット抽選が受付中ですので、行かれる予定の方はぜひぜひ応募してみてはいかがでしょうか!? 当日はなんとニコ生でもイベントの模様が配信されるとのことで、いけないという方でも雰囲気だけでも味わえるかもしれません。

 さて、閑話休題。前回の第二話ではようやく?ダイビングアニメっぽくなってきた感じのする「あまんちゅ」。今回の第三話では果してどんな展開となったのか、第三話もさっそく感想とまとめと考察etcをやっていきたいと思います!!!

■第3話「わくわくと幸せのコツのコト」


 高校生活がスタートしたものの、臆病な性格のてこはまだ不安でいっぱい。下校中にそんな彼女の気持ちを察したぴかりは、寄り道しをして、てこがまだ知らないとっておきの場所に誘う。自分を元気づけようとしてくれたぴかりの気持ちを感じて、少し前向きな気持ちになれたてこ。

 翌日、ダイビング部に仮入部したぴかりとてこは、顧問が担任の真斗先生と知って驚く。てこにとってダイビングの講義は何から何まで知らない事ばかりだったけれど、そこにはきっと知らない素敵もたくさんある。そう感じるてこだった。

■意外な人間味の側面も感じられたAパート


 前回、ぴかりにダイビング部に誘われて少し前向きになれた気がしたてこでしたが、まだまだ学校生活に慣れない様子。グループのでき始めた周りに入り込めないで、またうつむきがちにいたところにぴかりに一緒に帰ろうと誘われます。

 誰にも声をかけられない臆病で内気な自分の性格に嫌気がさしていて、自分に声をかけてくれるぴかりに感謝を告げますが、ぴかりも「人と話す事がニガテ」なのだという。
ほんとは伝えたいことが多すぎて、うまく言葉にできないらしく擬音が多くなってしまったり、動きがオーバーリアクションなってしまったりするという、ぴかり。常にホイッスルを身に着けているのもそこからなんですね。

 そんなぴかりが不器用ながらも、不安で一杯なてこを何とか励まそうと桜並木が見える場所にてこを連れていったり、ちょっと照れながらも「自分もいるよ」と勇気付けたりするなんとも百合百合しいAパートですね。にやにやです。
オーバーアクションには照れ隠しも含まれているのかも。ただの明るくてお気楽だと思われてたぴかりの意外の内面も垣間見えた回でもありましたね。

■心も体も近づいたお勉強回のBパート


 そして、いよいよ仮入部の始まったBパート。

 ダイビング部の戸を叩くと、そこには担任の担任の真斗ちゃん先生が。前回の登校バトルのときにダイバーであることが判明しましたが、実はダイビングの顧問をしていました。
当然、前回忍び込んだことを怒られるぴかり(てこの分も)たちでしたが、無事ダイビング部に仮入部しました!

 ところで、ダイビング部っていったいなにをやる部活なの!?ということで、いきなり潜る!!! …なんてことをするはずもなく、まずは楽しいお勉強タイム!
ダイビングって海に潜るわけですからね、一歩間違えれば事故につながりかねないものです。もちろん正しい知識を身に着けていれば安全なものであることは間違いありません。まずは、基礎知識として”圧力”についてと、”耳抜き”についてのダイビング講義をうけるてこ。

 ダイバーにとっては水圧と空気の管理ってとても重要で、急に浮上や潜行をすることは危険とされており焦らずにゆっくりと行き来することが肝心のダイビングでは水圧の知識と水中での呼吸の空気管理は”鉄則”というわけですね。

 てこにとっては、聞くこと見ることなにもかもが新鮮で新しい知識を得ることで新しい扉が開かれることに楽しみを覚えていきます。だんだんとワクワクがあふれてきたてこは、勢いで初めてあだ名で「ぴかり」と呼ぶことができたのです。

 人との”距離感”って呼び方でかなり印象が変わってきますよね。今回のお話は”物理的”にも”精神的にも”「てこぴかり」の距離が一気に近付いたドキドキの回でした。

あぁもう…ここにキマシタワーを建設しよう…
 さて「ダイビング」という題材を話のテーマにもってくるにあたって、本当に1話1話丁寧に話を進めるしBパートはダイビングの知識の少ない視聴者にとってもいい勉強回でした。
こういった説明があるとより身近なものに感じられると思います。

 そして、このアニメの本質的なテーマは『てこの出会い』と『成長』です。

 第一話では、新しい学校そして「ぴかり」との出会い。第二話では「プール」との出会い。そして今回の第三話では「桜並木」という新しい場所と出会い、後半ではダイビングの入口に出会いました。
ぴかりに引っ張れるようにして、出会いを繰り返すうちにてこの”俯いたら決して見ることできなかったことでも、新しい出会いがあると見える景色も違ってくる”という内面描写を、一話の海だったり、二話のプールから見上げる空だったり、三話での桜並木だったりと時に「絵的」に、そしてモノローグという「詩的」に魅せているアニメなんだということが感じてこれたと思います。

 来週の第四話ではいよいよプールをつかっての初めての潜水実習。そして今まで登場してこなかった先輩部員である二人との出会いがまっているお話です。先生とも同級生とも違う”先輩”との出会いは二人にとってどんな成長をもたらすのでしょうか。

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(あにぶ編集部/Uemt)

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