【銘柄フラッシュ】ネットイヤーグループが急伸し伊藤ハム米久も高い

2016年5月20日 17:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 20日は、東証1部の値上がり率1位(株価ひとケタ銘柄を除く)がパスコ<9232>(東1)の12.1%高となり、三菱電機<6503>(東1)などとともに自動運転システムの実現に必要となる高精度3次元地図データなどを整備する企業「ダイナミックマップ基盤企画」を設立との発表が好感されて出直り急。2位は日本アジア投資<8518>(東1)の11.3%高となり、政府が日本企業の国際競争力強化に向けて円借款の手続きを3分の1以下にするとの報道などが好感されてモミ合い離脱。3位はブレインパッド<3655>(東1)の10.8%高となり、12日の通期業績見通し増額後の騰勢が一段と先鋭化してきたとされて年初来の高値に進んだ。

 伊藤ハム米久ホールディングス<2296>(東1)は業績好調にもかかわらず信用売り残が多く、買い戻しによる騰勢拍車が見込めるとされて10.7%高となり経営統合後の高値。ノーリツ鋼機<7744>(東1)は子会社が心臓内幹細胞の再生医療に関する治験開始の発表などを好感して9.7%高。セントラル警備保障<9740>(東1)は伊勢志摩サミットに向けた需要などが言われて7.6%高の続伸。

 ぷらっとホーム<6836>(東2)は位置測位可能なIoTソリューションが好感されて2日連続ストップ高の16.9%高。エスクロー・エージェント・ジャパン(エスクローEJ)<6093>(東2)はブロックチェーン技術を活用して不動産取引に係る認証・決済システムなど調査研究開始との発表が好感されて13.4%高の急伸。

 ネットイヤーグループ<3622>(東マ)はコニカミノルタホールディングス<4902>(東1)グループとの提携効果などへの期待がいわれて26.0%高の急伸。エクストリーム<6033>(東マ)は今期の大幅増益見通しに加えゲーム開発者派遣の一段拡大期待などがありストップ高の19.1%高。カヤック<3904>(東マ)は株式分割などが好感されて13.8%高。ドーン<2303>(JQS)は政府が無人車の自動運転・自動走行エリア解禁報道などが材料視されてストップ高の14.5%高。シンバイオ製薬<4582>(JQS)は18.3%高となり会社発表ニュースとしては20日付で臨時株主総会の開催中止を発表した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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