関連記事
【業績でみる株価】国内外とも好調のコーセーは昨年8月上場高更新も視野
コーセー<4922>(東1・100株)は4月28日に2016年3月期決算を発表。売上は2433億9000万円(前年比プラス17.1%)、営業利益346億3400万円(同プラス52.9%)、経常利益345億6600万円(同プラス37.7%)、純利益186億5500万円(同プラス54.7%)。売上は3期連続で最高額を更新。売上構成比が74%と高い化粧品が、17.9%と伸長している。最高益も前期を大きく上回った業績となった。1株益も211.37円から327.04円に上昇した。
国内化粧品3位の、女性ではまず知っている大手メーカー。ソフティモや雪肌精などの有名ブランドを持ち、紫外線対策のサンカットはこれからとてもお世話になる商品。なお、このブランドの日焼け止めスプレーは4年連続売上1位。30周年を迎えた雪肌精や顧客層を拡大したエスプリークなどがこの決算では好調という発表があった。
海外への展開にも積極的だ。北米やブラジルなどに販社をつくり、昨年には米国タルト社を買収している。中期経営計画では、世界に通用するブランドの育成と経営資産の構造的なパフォーマンス向上を掲げている。以前から展開していた中国では、今年1月に馳名(ちめい)商標の認定を受けた。知名度の高いブランドに対し認定され、複製・模倣から保護される商標だ。今回の決算で海外比率は17.7%となっている。
5月6日終値は8740円。長期では2012年5月に上場安の1692円から2015年8月の上場高13670円まで上昇チャートを描いていた。約3年で8倍の上昇だ。その後は10000円を挟んでの展開が続いている。直近は相場の影響を受けて下げているが、下値は今年2月の7700円とみて10000円の戻りを期待してよさそうだ。国内外ともに順調で、売上17.1%の2ケタ増、営業利益は52.9%まで上げた実力。上場高更新を目指して中期狙いもおもしろい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・4月相場入りだが、決算発表接近で出来高の少ない閑散相場か、量的緩和あれば急伸も=犬丸正寛の相場展望(2016/03/25)
・【編集長の視点】富士ソフトサービスビューロは権利付き最終日の配当権利取りに割安直近IPO株買いが相乗して反発(2016/03/28)
・伊勢志摩サミットは4月10日の外務大臣会合からスタート、セキュリティ関連株の出番は意外に近い?!=浅妻昭治(2016/03/28)
・【株式評論家の視点】マツモトキヨシは増配好感で急伸、免税店を275店へ拡大でインバウンド効果満喫、最高値更新を期待(2016/03/28)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
- フリービット 「LIVINGTOWNみなとみらい」で、5G/web3の「社会実装」実験スタート 4/23 17:41
- RIZAPグループ、24年3月期営業利益予想を上方修正、第4四半期3カ月の営業利益は40~49億円水準に 4/23 17:25
- いちご 「いちご・レジデンス・トークン」第4号販売開始に伴う資産譲渡 4/23 17:19
- スカラ 博報堂、スポーツチーム支援と地域課題解決する実証実験プロジェクトに取組む自治体を「逆プロポ」で募集 4/23 17:12
- トリプルアイズ 世田谷区がAI顔認証システム・AIZEを勤怠管理に採用 4/23 16:11