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6日の中国本土市場概況:上海総合2.8%安と急反落、景気懸念が強まる
*17:06JST 6日の中国本土市場概況:上海総合2.8%安と急反落、景気懸念が強まる
6日の中国本土市場は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比84.59ポイント(2.82%)安の2913.25ポイントと反落した。約1カ月半ぶりの安値水準に落ち込む。上海A株指数も下落し、88.69ポイント(2.83%)安の3048.58ポイントで引けている。外貨建てB株相場は続落。上海B株指数は6.16ポイント(1.65%)安の366.68ポイント、深センB株指数は25.82ポイント(2.30%)安の1096.02ポイントで終了した。
元安進行を警戒。海外投資家の資金引き揚げに対する懸念が広がる。中国人民銀行(中央銀行)は6日、人民元の対ドル基準値を連日で元安方向に設定した。人民銀の資金供給減も重し。リバースレポを通じて人民銀は6日、市中に300億人民元の資金を供給。この週は累計3600億人民元の資金を供給したが、期日到来で吸収される資金が累計5800億人民元もあるため、差し引きで2200億人民元の資金吸収超となった。前週も差し引きで2900億人民元の資金が吸収されている。
直近で公表された景気指標が総じて弱い内容だっただけに、国内景気の鈍化懸念もくすぶったままだ。モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)新興市場指数の組み入れ期待などで朝方は買われる場面がみられたものの、徐々に売りが優勢となり、引けにかけて一段安となっている。
業種別では、資源・素材株の下げが目立つ。中国アルミ(601600/SH)が4.5%安、安徽海螺セメント(600585/SH)が3.3%安で引けた。金融株も急落。中国人寿保険(601628/SH)が3.9%安、中信証券(600030/SH)が3.8%安と値を下げた。不動産株やインフラ関連株、自動車株、消費関連株、ITハイテク関連株も売られている。
【亜州IR】《ZN》
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