5日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高と反発、空運株の上げ目立つ

2016年5月5日 17:07

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記事提供元:フィスコ


*17:07JST 5日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高と反発、空運株の上げ目立つ
5日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.57ポイント(0.22%)高の2997.84ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、6.91ポイント(0.22%)高の3137.26ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場は下げる。上海B株指数は0.08ポイント(0.02%)安の372.84ポイント、深センB株指数は6.90ポイント(0.61%)安の1121.84ポイントで終了した。

資金流入の期待が支え。モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)が6月に予定する、新興市場指数への中国本土A株の採用判断について、組み入れの確率が50%を超えたと報じられたことが材料視されている。上海総合指数は依然として約2週ぶりの高値水準で推移しているため、戻り売り圧力が意識されるなかで売られる場面が目立っていたものの、引けにかけて徐々に買いの勢いが増した。

業種別では、空運株の上げが目立つ。中国春秋航空(601021/SH)が7.4%高で引けた。政府が航空産業の育成強化方針を打ち出したことで、業界活性化の期待が高まっている。不動産株や食品株、銀行株、インフラ関連株、ITハイテク関連株の一角なども急伸した。スポーツ関連の銘柄も物色される。2022年冬季五輪の北京開催を視野に、スポーツ振興のための第13次5カ年計画(2016~20年)が正式に発表されたことが手がかりだ。

【亜州IR】《ZN》

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