Windows 10 Insider Preview ビルド14332でBug Bashが開始される

2016年4月30日 11:01

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記事提供元:スラド

Microsoftは26日、PC版およびモバイル版のWindows 10 Insider Preview ビルド14332をファーストリング向け提供開始にあわせて「Windows 10 Anniversary Update Bug Bash」を開始した(Windows Experience Blogの記事Neowinの記事WinBetaの記事)。

Bug Bashについてはビルド14328のアナウンスで説明されているが、チーム全員が集中して未報告の問題を発見するために数日間を割り当てて行うもので、通常はMicrosoft内部でのみ実施している。今回はInsider Program参加者から多数のフィードバックが寄せられていることから、Bug BashにもInsider Program参加者を加えることにしたそうだ。

現在、「Feedback Hub」に「Windows 10 Anniversary Update April 2016 Bug Bash」というサムネイルの付いたBug Bash用のクエストが追加されている。Bug Bash用のクエストでは設定変更やアプリの実行といった確認すべきポイントが記載されているので、問題がある場合はフィードバックを送信すればいい。Bug Bash用のクエストは14332より古いビルドでも実行できるが、Bug Bashに参加するにはInsiderのレベルをファーストリングにし、ビルド14332へアップグレードする必要があるとのこと。

Bug Bash用のクエストには日本語化されているものもあるが、大半は英語版となっている。「LIMITED TIME」とマークされたクエストは公開から24時間で終了するもので、「ADVANCED」とマークされたクエストは実行後に自力で復元が必要となるなど、技術的により高度なものとなる。Feedback Hub内でのアナウンス(Feedback Hubがインストールされた環境でのみ閲覧可能)によると、Bug Bashの実施期間は5月1日23時59分PST(5月2日15時59分JST)までとのこと。

なお、本ビルドではBashでresolv.confファイルを編集しなくても正常にネットワークに接続できるようになるなどの改善が行われているほか、コマンドプロンプトでの表示改善、Connected Standby対応PCでのバッテリー寿命改善、CortanaでのOffice 365コンテンツの検索機能追加などが行われている。 スラドのコメントを読む | ITセクション | アップグレード | OS | バグ | Windows | デベロッパー | IT

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