【狙い場・買い場】岩谷産業は熊本地震関連、水素関連、増配と純益増額

2016年4月27日 09:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 岩谷産業<8088>(東1・1000株)は26日、15時に業績予想および配当予想の修正を発表。2016年3月期純利益を123億円と前回予想を13億上方修正、年間配当を7円から8円に引き上げた。実現すれば2012年以来の最高益となる。LPガスの輸入価格が下回り販売価格が下がったため減収となったものの、売上総利益率は改善。業績を踏まえ、配当も8円に増配予定を発表。

 2011年の東日本大震災より、調理用ガスカセットコンロが防災グッズとして普及した。今回の熊本の震災により、改めて必要性を実感させられる形となった。岩谷産業は達人スリムを筆頭に、家庭用コンロはシェアトップ。

 26日の株価は終値が1円高の850円。水素ネルギー関連の有力銘柄として注目され4ケタ相場の期待が高まったが、2014年には892円の高値でとどまった。高水準の信用買残が重荷となって今年1月21日には550円まで下げ、14年高値からの下落率は38.2%となっている。多くの銘柄が今年2月12日が底打ちだが、同社は1月に安値をつけやや別の動きをしている。今後は全般相場が手詰まりとなれば独歩高の可能性がありそうだ。中期で狙いたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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