【株式市場】日銀の金融政策に期待あるが銀行株の一角が安く日経平均は5日ぶりに反落

2016年4月25日 15:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は1万7439円30銭(133円19銭安)、TOPIXは1401.83ポイント(5.67ポイント安)、出来高概算(東証1部)は23億4987万株

 25日後場の東京株式市場は、米国の夜間取引市場で原油価格とともに株価指数が軟化とされて模様ながめ気分が漂い、日経平均は120円安の1万7450円前後で軟調なまま小動きとなった。週後半の日銀・金融政策決定会合には期待があったが、大手銀行株の中では三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)が軟調で「副作用」が気になる様子だった。日経平均は14時前に168円62銭安(1万7403円87銭)まで下押す場面があり5日ぶりに反落した。主な株価指数では日経JASDAQ平均が堅調続伸となった。

 第一生命保険<8750>(東1)がこのところの株式市場の回復などを好感して戻り高値に進み、熊本地震による支払い膨張が心配された損保株も総じて高い。富士通ゼネラル<6755>(東1)が前場に続き22日発表の3月決算や今期の見通しなどを好感して上場来の高値を保ち、住友不動産販売<8870>(東1)は大規模物件の分譲が好調とかで戻り高値。ブランジスタ<6176>(東マ)は新作ゲームの全貌を27日に開示とされてストップ高。アイリッジ<3197>(東マ)は本日設立の「ブロックチェーン推進協会」に参画との発表などでストップ高。ブロードバンドタワー<3667>(JQS)はAI(人工知能)関連子会社がAIによる医薬品開発などで共同研究とされてストップ高。

 東証1部の出来高概算は23億4987万株(前引けは12億7335万株)、売買代金は2兆2600億円(同1兆1482億円)。1部上場1951銘柄のうち、値上がり銘柄数は704(同579)銘柄、値下がり銘柄数は1097(同1231)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種(前引けは5業種)が値上がりし、値上がりした業種は、保険、ゴム製品、輸送用機器、銀行、非鉄金属、不動産、ガラス・土石となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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