住友電工、台湾に切削・研削工具の販売会社を設立

2016年4月22日 17:06

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住友電気工業と住友電工ツールネット、アライドマテリアルの3社が台湾に設立した販売会社、台湾宏宇精密工具が入居するビル。(住友電工の発表資料より)

住友電気工業と住友電工ツールネット、アライドマテリアルの3社が台湾に設立した販売会社、台湾宏宇精密工具が入居するビル。(住友電工の発表資料より)[写真拡大]

 住友電気工業は22日、同社と子会社の住友電工ツールネット、アライドマテリアルの3社で台湾に販売会社を設立し、4月から営業を開始したと発表した。新会社では、自動車、機械関連業界、エレクトロニクス・精密微細加工業界向けの切削・研削工具の販売を手掛けるという。

 同社によると、台湾は機械加工の裾野が広く、産業で大きな割合を占めるエレクトロニクス分野の加工で切削・研削工具のニーズが高まっている。今回の新会社でこうしたニーズに対応していく。ダイヤモンドなどの同社独自の材料を生かした工具製品を販売するほか、アフターサービスで顧客の要望に応えていくという。

 新会社では、同社グループ各社の情報を共有・一元化し、自動車、機械関連業界への販売体制を強化するほか、今後エレクトロニクス・精密微細加工業界への拡販を図る。住友電工ツールネットが取り扱う工具周辺製品、環境装置、消費材も合わせたソリューションを提供し、台湾市場でのシェア拡大を目指すという。

 新会社の名称は、台湾宏宇精密工具股份有限公司。資本金は3000万台湾元(約1億円)。社長(総経理)は辰巳勝彦氏、従業員数は5名。

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