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三菱商事、ベトナムで火力発電所の追加建設工事を受注
三菱商事が参加するコンソーシアムでベトナム電力公社から建設工事を受注した石炭焚火力発電所の完成予想図。(三菱商事の発表資料より)[写真拡大]
三菱商事は11日、韓国の斗山重工業、ベトナム現地パートナー2社とのコンソーシアムで、ベトナム電力公社Vietnam Electricity(EVN)が計画している石炭焚火力発電所の建設工事を受注したと発表した。
同社によると、今回のプロジェクトは現在建設中のビンタン4石炭火力発電所(出力60万キロワット2基、合計120万キロワット)の隣接地に、追加で1基を建設する。出力は60万キロワット。2019年の運転開始を予定しているという。ビンタン4石炭火力発電所は同コンソーシアムが2013年にEVNから受注していた。
三菱商事が蒸気タービンと発電機の供給、斗山がボイラーの供給と現地工事、ベトナム現地パートナー2社がプラント補機の供給を担当する。
完成すれば同国で現在稼働している他の石炭焚火力発電所よりも高効率で、環境にもより配慮した発電所になるという。
ベトナム最大の経済圏であるホーチミン市を抱える南部地域は電力需給が逼迫してきているが、従来から計画されている電源開発の遅延が問題となっていることから、今回のプロジェクトは安定した電力供給のため重要なプロジェクトと位置付けられているという。
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