火星までの有人飛行を1か月に短縮できるという「レーザー推進」

2016年3月1日 21:44

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記事提供元:スラド

maia 曰く、 NASAの現在の見積もりでは、火星への有人飛行に最短で5か月の月日が必要だ。これを短縮できるという、「レーザー推進」技術の開発が進められているという(WIRED)。

 大出力レーザービームを宇宙船の帆に照射することで推進力を得るという仕組みだそうで、この技術が実現すれば有人宇宙船の場合1か月、100kgの無人宇宙船なら3日で火星に到着できる。また、宇宙船に推進材を積む必要がないのもメリットだそうだ。

 もしこの技術が実用化されれば、照射基地を太陽系のあちこちに配置すれば便利になりそうだ。

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