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双日、リース付中古航空機販売会社に50%出資
双日は22日、シンガポール・テクノロジーズ・エアロスペース(Singapore Technologies Aerospace)の傘下でリース付中古航空機販売事業を行うキーストーン・ホールディングス(Keystone Holdings (Global) )の株式50%を約12億円で取得することで合意したと発表した。出資によって航空機ビジネスの強化を図るという。
双日によると、エアロスペース社はシンガポールを拠点とする航空機整備分野の世界最大手で、各航空会社を顧客としている。今回の出資で、STエアロスペースの機体整備や検査、管理などのノウハウと、双日の航空機関連ビジネスの知見を組み合わせ、共同で事業を展開する。また、リース事業・中古機販売事業のほかにパーツアウト事業やビジネスジェット事業などに機能拡大を図り、航空事業分野での安定収益基盤を確立するという。
航空機市場は、新興国の旅客数の増加や格安航空会社(LCC)の普及で堅調に伸長しており、日本航空機開発協会の市場予測によると、ジェット旅客機の運航機数は2014年の1万9,877機から2034年には3万7,147機に増加する見込み。双日によると、航空会社間での競争激化に伴ってコスト優位性のある中古航空機の需要拡大が見込まれているほか、経営効率化の観点からリース機の需要拡大が期待されているという。
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