Apple、特許を巡る訴訟で米企業に敗訴。6億2560万ドルの損害賠償を命じられる

2016年2月9日 15:06

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 米VirnetXという企業がAppleを特許侵害で訴えた裁判で、テキサス州の連邦地方裁判所はAppleに対し、VirnetX Holdingへ6億2560万ドルの損害賠償を支払うよう命じた(CNET JapanSlashdot栗原潔氏によるYahoo!ニュース記事)。VirnetX社は主に特許収入で利益を上げている「パテントトロール」として知られている企業だという。

 問題となっている特許はVPN関連のもので、AppleのFaceTime、iMessageといったソフトウェアなどが特許を侵害しているとVirnetXは主張している。また、同社はMicrosoftやCisco Systemsなどに対しても同様の訴訟を起こしているようだ。

 今回の訴訟は、AppleとVirnetXが2012年に争った陪審裁判のやり直しとなるという。前回はVirnetXが3億6800万ドルを勝ち取ったが、控訴裁判所は評決を覆し再審を命じたとのこと。

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