日経平均は5日ぶり反発、円高一服で17000円台回復

2016年2月8日 15:36

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記事提供元:フィスコ


*15:36JST 日経平均は5日ぶり反発、円高一服で17000円台回復
日経平均は5日ぶり反発。5日に発表された米1月雇用統計は強弱入り混じる結果となり、米国の利上げ観測が強まったものの円相場は1ドル=116円台で推移した。また、NYダウが211ドル安となったことや、企業業績の先行きに対する懸念などから日経平均は198円安でスタートした。寄り付き後は一時16552.30円(前週末比267.29円安)まで下落したが、その後為替相場が円安方向に戻したことなどからプラスに切り返した。後場には17099.01円(同279.42円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前週末比184.71円高の17004.30円となった。東証1部の売買高は27億3803万株、売買代金は2兆5991億円だった。業種別では、パルプ・紙、建設業、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、ガラス・土石製品、非鉄金属、証券が下落率上位だった。

個別では、ファーストリテ<9983>、NTT<9432>、ソフトバンクグ<9984>、NTTドコモ<9437>、村田製<6981>などが堅調。ファナック<6954>、KDDI<9433>は3%超の上昇。前週末に決算発表したディーエヌエー<2432>や博報堂DY<2433>は9%を超える上昇に。また、COOKPAD<2193>がストップ高比例配分となり、さくら<3778>、六甲バタ<2266>などとともに東証1部上昇率上位となった。一方、第3四半期決算を発表したトヨタ自<7203>が売られたほか、三井住友<8316>、富士重<7270>、ソニー<6758>、JT<2914>などが軟調。日立<6501>、日本電産<6594>、野村<8604>が3%前後の下落となったほか、住友鉱<5713>は8%を超える下げ。また、通期業績予想を下方修正したDOWA<5714>が急落し、日本電子材料<6855>、アジアパイル<5288>などとともに東証1部下落率上位となった。《HK》

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