耐熱セラミックを3Dプリントする技術が開発される

2016年1月13日 17:43

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 耐熱・高強度セラミックを3Dプリントする技術が開発されたそうだ(ASCII.jp)。

 開発したのは米国のHRL Laboratoriesという企業(発表資料)。セラミックは鋳造による加工が行えず、また機械的な成型も難しい。一般的には粉末状の原料を成型したのち焼結させるという方法でセラミックの部品は作られているが、同社が開発した手法は光造形3Dプリンタを使ってセラミックの原料を含んだ成形物を作り、それを焼結させるというもの。これにより精密な加工が実現でき、さらにこの手法で作られた部品は1700℃を超える高温に耐え、従来素材の10倍以上の強度を持つという。

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