【銘柄フラッシュ】全体の9割強が下げた中でSJIやグリーンペプタイドなど急伸

2016年1月12日 16:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 12日は、東証1部1935銘柄のうち値下がり銘柄数は1890銘柄(全体の98%)に達し、値上がり銘柄数は33銘柄(同1.7%)。東証マザーズ市場は220銘柄のうち値下がり銘柄数が209銘柄(全体の95%)。合戦シミュレーションゲームならほとんど全滅の相場となった。

 中で、さくらインターネット<3778>(東1)は「フィンテック」(金融とITの融合)関連株物色が集まり、朝方からストップ高のまま2日続けてストップ高となり20.6%高。エストラスト<3280>(東1)は四半期好決算や株主優待の導入などが好感されて19.2%ストップ高。ジェイコムホールディングス<2462>(東1)も四半期好決算や株主優待の導入などが好感されて15.6%高となり2007年以来の高値。コア<2359>(東1)は準天頂衛星などを利用する衛星測位システムへの期待などが言われて再び急伸の18.0%高。栄研化学<4549>(東1)はシスメックス<6869>(東1)との提携などが材料視されて12.4%高。

 サイオステクノロジー<3744>(東2)は機械学習技術のIT分析システムがトレンドマイクロ<4704>(東1)に採用との発表などが好感されて19.5%ストップ高、インフォテリア<3853>(東マ)はさくらインターネットなどとともに「フィンテック」の中で当面最も期待とされる「ブロックチェーン」の実証試験を無償提供とされてストップ高の28.8%高。グリーンペプタイド<4594>(東マ)は久留米大学などと開発した免疫治療薬の承認申請接近報道などが引き続き言われてストップ高の20.6%高。SJI<2315>(JQS)はインフォテリアなどが急騰を開始する契機となったテックビューロ社(大阪府)との協業を開始とされていきなり動意づきストップ高の96.8%高となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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