26日の香港市場概況:ハンセン指数は小幅安、朝安の後に弱含む

2015年11月26日 18:10

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記事提供元:フィスコ


*18:10JST 26日の香港市場概況:ハンセン指数は小幅安、朝安の後に弱含む

26日の香港市場は小幅安。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比9.06ポイント(0.04%)安の22488.94ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が19.48ポイント(0.19%)安の10108.39ポイントと、そろって4日続落した。売買代金は613億7100万香港ドル(25日は648億4700万香港ドル)と低水準が続いている。

朝安の後に弱含む流れ。本土株が小安く引けるなか、香港の各指数も上値が徐々に重くなった。11月中国製造業PMIの公表を来週12月1日に控え、結果を見極めたいとするムードが市場全体に広がっている。

ハンセン指数の構成銘柄では、航空大手の国泰航空(293/HK)が2.5%安、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が2.3%安、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(992/HK)が2.2%安と下げが目立った。

H株金融セクターの一角もさえない。招商銀行(3968/HK)が4.8%安、海通証券(6837/HK)が3.0%安、中信証券(6030/HK)が1.9%安で引けた。半面、好材料が持ち上がった銘柄は物色される。天然ガス事業の昆侖能源(135/HK)が3.3%高で引けた。石油グループ大手の中国石油天然気(857/HK)が25日引け後、同社に資産注入すると発表したことが好感された。中国石油天然気株も0.3%上昇している。

【亜州IR】《SY》

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