スノーデン曰く「広告ブロックはユーザーの義務」

2015年11月17日 17:48

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 米当局によるネット監視事件を暴露したエドワード・スノーデン氏がThe Interceptのインタビューに答え、個人が自らプライバシーを守る必要性やその方法について語っている。氏によると、広告ブロックソフトウェアの使用については安全性という観点からみればユーザーの権利ではなく義務だという(The InterceptBetaNewsRegister)。

 スノーデン氏によれば、広告がアクティブなコンテンツを含む以上、Webブラウザに対する攻撃に使われる可能性があるのでブロックすべきだという。また、無料Wi-FiスポットでWebページに広告を埋め込むプロバイダについても触れ、プロバイダが読者とパブリッシャの関係を尊重しないのであれば、ユーザーは単に広告をブロックする権利を持つだけでなく、自分自身を守る努力をする義務があるとのこと。

 平均的なユーザーがプライバシを守るのに必要な点としては、通話やテキストメッセージの暗号化、ハードディスクの暗号化、パスワードマネージャの使用、2要素認証の使用を挙げている。暗号化された通信の使用や、共有する必要のない個人情報を共有しないことなども重要だと述べている。

 また、壁に盗聴器、天井に隠しカメラといった脅威を想像するよりも、現実的な脅威への緩和策を考えるべきだという。多くの人にとっては、安全なWebブラウザの使用やスクリプトやアクティブコンテンツの無効化といったシンプルな対策になる。理想的にはバーチャルマシンやサンドボックス化されたブラウザを使い、攻撃を受けても後に残らないようにするのが望ましいとのことだ。

 このほか、記事ではスノーデン氏が現在興味を持っているセキュリティツールなどについても紹介されている。

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