三井物産、豪州ガス田の35%権益を450億円で取得

2015年11月9日 11:05

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三井物産のオーストラリア・ニュージーランドでのエネルギー事業の鉱区位置を示す図(同社発表資料より)

三井物産のオーストラリア・ニュージーランドでのエネルギー事業の鉱区位置を示す図(同社発表資料より)[写真拡大]

 三井物産は9日、豪州エネルギー大手サントス(Santos)が保有するガス・コンデンセート田の35%権益を5億2,000万豪ドル(約450億円)で取得することで合意したと発表した。2016年中に天然ガス・コンデンセートと液化天然ガス(LPG)を生産開始し、国内向けに販売する予定という。

 三井物産によると、今回権益を取得するガス・コンデンセート田は豪州東部のヴィクトリア州キッパー沖合に位置する。今回の事業参画を通して豪州の事業基盤の強化と今後の成長への布石を打つとしている。

 豪州の東部では、クイーンズランド州で3つのLNGプロジェクトの操業が開始されることに伴って、ガス需要が急増する見込みで、中長期的に新たなガス供給源の確保が求められているため、魅力的な事業環境が継続する地域と認識しているという。

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