パナソニック、乾電池の長持ち・パワーでギネス記録に挑戦

2015年9月4日 05:30

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エボルタ乾電池シリーズ(パナソニック発表資料より)

エボルタ乾電池シリーズ(パナソニック発表資料より)[写真拡大]

  • 埼玉県立川越工業高等学校の生徒(パナソニック発表資料より)

 パナソニックは3日、乾電池「エボルタ」の長持ち・パワー実証実験として単1形乾電池を動力とした車両で世界最長距離の鉄道走行を行い、ギネス記録に挑戦する発表した。

 埼玉県立川越工業高等学校の生徒とともに実施される。新車両の設計・製作は電気科「電車班」に所属する13人が行い、車両ボディのデザインはデザイン科の生徒が担当する。

 挑戦は11月3日に、由利高原鉄道の鳥海山ろく線(秋田県由利本荘市)で行われる。挑戦するギネスの記録は、「Longest distance traveled by a vehicle on a railway track powered by dry cell batteries(乾電池で走る車両が線路上を走行した最長距離)」。

 挑戦に使用される車両は、川越工業高校電気科「電車班」が、2011年から「川工電鉄」と称してしているもので、鉄道博物館(埼玉県さいたま市)ではデモ走行を行っている。高校敷地内の約40mの線路を往復して走らせるという経験はあるが、本物の線路での長距離走行は初の試みとなる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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