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決算を手掛かりとした日替わり物色、テーマはロボット、IoT、AI/東京株オープニングコメント
*08:34JST 決算を手掛かりとした日替わり物色、テーマはロボット、IoT、AI
3日の東京市場は戻り高値水準でのこう着となろう。7月31日の米国市場は、軟調な原油相場の影響からエネルギー大手の決算が相次ぎ悪化したことが嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の20600円だった。
シカゴ先物にさや寄せする格好から、日経平均は小じっかりで始まりそうである。ただし、決算発表が本格化する中、決算を手掛かりとした物色が中心になりやすく、相場全体の方向感は掴みづらい。今週はトヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>などのほか、大手不動産や商社などが予定されている。トヨタ自やソフトバンクグ辺りのトレンド転換に期待したいところであろう。
また、米国では雇用統計の発表が予定されている。個人所得やISM製造業景況指数、製造業受注、ADP雇用統計など経済指標の発表が多く予定されている。今週予定されているこれらの経済指標結果を受けて、週末の雇用統計への思惑が高まり、さらに利上げ観測などへの見方にも大きく影響することになる。
さらに、中国についても1日に発表された政府版の製造業PMIは50.0と、景気判断の節目となる50は維持したが、前月より0.2ポイント低下している。今週も財新のサービス業PMIのほか、週末には消費者物価指数などが控えている。依然として不透明感が根強い中国市場の動向も注視する必要がある。
その他、ソフトバンクの「Pepper」の7月販売分1千台が、販売開始から1分で完売した。テーマ物色としては、ロボット、IoT、AI辺りに関心が向かおう。一方で、TPP閣僚会合は合意なく終了したことで、期待が高まっていた自動車部品や食肉関連などへは、失望売りが向かいやすいだろう。《AK》
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