キャノン、暗闇でのカラー動画撮影可能な超高感度多目的カメラを12月発売

2015年8月2日 18:52

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超高感度多目的カメラME20F-SH(キャノンの発表資料より)

超高感度多目的カメラME20F-SH(キャノンの発表資料より)[写真拡大]

  • 超高感度多目的カメラME20F-SHの背面(キャノンの発表資料より)

 キヤノンは7月30日、同社初の超高感度多目的カメラ「ME20F-SH」を12月上旬に発売すると発表した。夜間のわずかな光源でもカラー動画撮影が可能となる「ISO感度400万相当」を実現する。価格は300万円(税込み)。

 新製品は、2013年に同社が開発したフルHD動画撮影専用の35mmフルサイズCMOSセンサーを改良して搭載した超高感度多目的カメラ。最低被写体照度が0.0005lux以下(最大ゲイン75dB時、ISO感度400万相当)となるため、赤外線投光によるモノクロ撮影が一般的な低照度環境下でも赤外線投光なしでノイズの少ないカラーのフルHD動画の撮影が可能になる。

 これにより、肉眼では被写体の識別が困難な暗闇でも、自然災害の監視や野生動物の生態撮影など、防災・防犯からドキュメントまで幅広い用途で映像撮影が可能となる。

 さらに、外部レコーダーやモニターへの出力を可能にする3G / HD-SDI端子・HDMI端子や、リモコンでの遠隔操作を可能にするリモート端子など、動画撮影において標準的に使用される各種インターフェースに対応しているため、撮影現場での映像確認や人が近づくことが難しい場所での撮影などが可能となる。(記事:町田光・記事一覧を見る

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