TOKAIホールディングス コスト改善効果、アクア事業収支改善で第1四半期は増益を確保

2015年7月31日 12:59

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記事提供元:フィスコ


*12:59JST TOKAIホールディングス---コスト改善効果、アクア事業収支改善で第1四半期は増益を確保
TOKAIホールディングス<3167>は30日、2016年3月期第1四半期(15年4-6月期)の決算を発表。売上高は前年同期比3.7%減の426.72億円、営業利益は同3.1%増の17.08億円、経常利益は同6.6%増16.49億円、四半期純利益は同0.2%増の7.14億円となった。

LPガス事業の合理化によるコスト改善効果が貢献して、ガス・石油事業の収益が拡大したほか、アクア事業も損益分岐点の17万顧客に向けた収益改善が計画通りに進捗、赤字幅の縮小につながった。主要な取り組みの進捗としては、ブロードバンド顧客の光コラボ利用率が順調に高まっているほか、家庭向け電力小売り全面自由化に向けた準備も、東京電力との業務提携に向けた共同検討開始合意など着々と進んでいる。

2016年3月期通期業績は、売上高が1,922.00億円で前期比2.5%増、営業利益が77.60億円で同13.8%減、経常利益が74.10億円で同13.3%減、当期純利益が32.40億円で同17.7%減と予想している。従来計画は据え置いている。

業務効率化などで収益体質が強化されているほか、将来を見越した自助努力も進展しており、会社側の通期2ケタ減益への転落見通しは慎重すぎる印象である。《SF》

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