28日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶりに反発、石油株の上げが目立つ

2015年7月28日 18:34

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記事提供元:フィスコ


*18:34JST 28日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶりに反発、石油株の上げが目立つ

28日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比151.98ポイント(0.62%)高の24503.94ポイントと3日ぶりに反発する半面、本土企業株で構成されるH株指数は57.63ポイント(0.51%)安の11173.04ポイントと3日続落した。売買代金は1152億7300万香港ドルに拡大している(27日は1162億4600万香港ドル)。

方向感に乏しい展開。ハンセン指数は前場途中からプラス圏で推移したものの、H株指数は前日の終値を挟み上下に振れる値動きだった。前日の指数構成銘柄が全面安となったことで、値ごろ感が着目されたものの、本土株の続落が重しとなっている。

ハンセン指数の構成銘柄では、石油株の上げが目立つ。中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.7%高、中国石油天然気(857/HK)が2.0%高で引けた。

H株自動車セクターもしっかり。比亜迪(BYD:1211/HK)が2.9%高、長城汽車(2333/HK)が1.8%高と値を上げた。長城汽車に関しては、シティグループが最新リポートで、同社に対する「買い」のレーティングを継続したうえで、足元の株価下落は「押し目買いのチャンス」と指摘したことも追い風となっている。

一方、H株金融セクターの一角はさえない。新華人寿保険(1336/HK)が5.3%安、中国平安保険(2318/HK)が2.4%安、招商銀行(3968/HK)が1.8%安と下落した。

【亜州IR】《SY》

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