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日亜化学、LEDなど光半導体光源の研究開発拠点を長野県・下諏訪に移転
日亜化学は3日、セイコーエプソン所有の高木事業所(長野県諏訪郡)の跡地を取得することで合意し、研究開発拠点を移転・拡充すると発表した。
同社は、現在、岡谷市に技術開発拠点(諏訪技術センター、略称 STEC)を有しており、主に光半導体光源の応用開発を行っているが、研究開発拠点のさらなる拡充を目的として候補地を比較検討していた。今回、十分な広さの用地を確保できたことから、同社技術センターを下諏訪町に移転する。同社の本社がある徳島県以外では、横浜技術センターに続いて2カ所目の大規模な研究開発拠点になる予定。
同社は、諏訪地区は光学・精密機械産業が集積している地域性から、新たな分野の企業様と連携できる可能性があり、優秀な人材の確保もしやすいと考えている。また、諏訪湖畔の豊かな自然環境のもと、意欲と創造性が高まることによる研究開発力の向上も期待できるとしている。
同社は、光半導体の製造を徳島に集約し、効率的な生産体制をとっている。今回の諏訪技術センターは、横浜技術センターと連携し、ともに光半導体を他の技術と融合させ、既成概念にとらわれない新コンセプトの応用製品を開発していく拠点にするとしている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)
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