日立、指静脈認証端末を搭載した入退室管理システムを発売

2015年7月1日 16:11

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指静脈認証端末(カードリーダー内蔵)FVA-100JLのイメージ画像 (日立製作所の発表資料より)

指静脈認証端末(カードリーダー内蔵)FVA-100JLのイメージ画像 (日立製作所の発表資料より)[写真拡大]

 日立製作所と日立産業制御ソリューションズは1日、認証精度と認証速度を大幅に向上させた新型の指静脈認証端末を開発し、この端末を搭載した入退室管理システム「SecuaVeinAttestor」を10月中旬から国内向けに販売開始すると発表した。さらに、今後は、アジアを中心とした海外にも順次展開していく予定。

 新端末は、従来機種に比べ、逐次認証方式の適用により他人受入率を約1/15に低減できるとともに、認証速度を約3倍に向上した。これにより、ICカードなどの媒体を必要とせず、指静脈のみによる多人数の認証にもスムーズに対応する。また、端末の横幅を従来機種の半分以下にスリム化したことにより、これまで以上にさまざまな場所への設置が可能である。

 価格はオープン。日立と日立産業制御では、今後、ビルファシリティマネジメントソリューション「BIVALE」や総合型入退室管理システム「秘堰」にもこの端末を適用していく方針。

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