ユーロ圏財務相会議、ギリシャ支援延長認めず、突然の国民投票を批判

2015年6月28日 10:33

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記事提供元:フィスコ


*10:33JST ユーロ圏財務相会議、ギリシャ支援延長認めず、突然の国民投票を批判
欧州連合(EU)は27日に開いたユーロ圏財務相会合(ユーログループ)で、30日に期限を迎えるギリシャ向け金融支援を延長せず、予定通り終了すると決めた。27日未明に、ギリシャ政府が突然、国民投票の実施を表明したことで、ギリシャが一方的に協議を打ち切ったと批判した。

ギリシャでは27日、臨時の議会が開かれ、国民投票を7月5日に実施することを承認。国民投票に反対しているEU側との対立が決定的となった。ギリシャの債務不履行への懸念はさらに強まりそうだ。

なお、トゥスクEU大統領は28日、ギリシャはユーロ圏の一員であり続けなければならないとし、ギリシャの離脱回避に向け、域内各国首脳と連絡をとっている、と報じられている。また、サパン仏財務相は、少なくとも仏は協議する用意があると述べた。《TM》

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