中国:北京の大気汚染物質、PM2.5からオゾンに主役交代

2015年5月29日 13:51

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記事提供元:フィスコ


*13:55JST 中国:北京の大気汚染物質、PM2.5からオゾンに主役交代
北京市環境保護監測中心は26日、市中心部6区のオゾン濃度が270マイクログラム/立方メートル、北部地区では300マイクログラムを記録したことを明らかにした。
北京市の大気のオゾン濃度は、25日午後も294マイクログラムに上昇していた。PM2.5の濃度が低い昌平、延慶、密雲など郊外地区でも同日、オゾンは300マイクログラムの大台を超えている。
京津冀(北京・天津・河北)エリアでは毎年6~8月にかけて、PM2.5に代わりオゾンが主要な大気汚染物質となる。
オゾンの有害性はPM2.5(微小粒子状物質)と同等。呼吸器系統を刺激し、肺気腫や気管支炎患者の症状を重くする恐れがある。通常は地上30キロメートルの高層にあって紫外線を防いで人体を守るが、地上では有害だ。自動車の窒素酸化物が日光に当たって変化し、生成される。

【亜州IR】《ZN》

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