政府、新たなサイバーセキュリティ戦略案などを決定

2015年5月27日 17:01

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 政府は25日、サイバーセキュリティ戦略本部第2回会合を開催し、新たな「サイバーセキュリティ戦略」を策定するためにパブリックコメントを実施する案などを決定した(発表PDF総理の一日 — サイバーセキュリティ戦略本部日経ITpro産経新聞)。

 新たなサイバーセキュリティ戦略は、今後3年程度にわたるサイバーセキュリティ政策の方向性を定めるもの。サイバー空間と実空間の融合が高度に深化した「連接融合情報社会(連融情報社会)」が到来しつつあるとし、経済・社会の持続的発展や安全・安心な経済社会活動の実現、研究開発・人材育成などについて、2020年代初頭を見据えた内容になっている。会合に出席した安倍首相は、締めくくりのあいさつで「2020年の東京オリンピック・パラリンピックを成功させるためにも、サイバーセキュリティに万全を期す必要がある」と述べたとのことだ。

 このほか、サイバーセキュリティ対策強化のための監査の基本方針や、重要インフラにおける情報セキュリティ確保に係る安全基準等策定指針等の改定も決定されている。

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