婚活中の女性の74%「交際して1年以内に結婚したい」男性と12ポイント差

　「婚活」がブームになって、6～7年がたつ。最近ではスマホの普及や、実名登録が基本のFacebookが広まったこともあり、SNSを活用した「婚活ビジネス」に参入する企業が多い。料理教室やスポーツを通したイベントなど、「婚活」へのハードルを下げる試みも増えている。

　婚活サービスのIBJ(本社・東京)が、自社が運営する婚活サイト会員の未婚男女(20～40代)に対し、「付き合い始めてから結婚するまでの理想の期間」を尋ねたところ、男女ともに最も多かったのは「1年以内」だった(「結婚観に関する意識調査」調査期間:2015年3月21日～3月27日、方法:IBJが運営する婚活サイト会員のうち、20～40代の未婚男女に対しウェブアンケート。有効回答は男性100名、女性127名)。

　男女別にみると、交際から結婚までの理想の期間を「3ヶ月～1年」と回答した女性は74%だったが、男性は62%だった。およそ4人に3人の女性が「交際してから1年以内に結婚したい」と考えており、男性と比べて12ポイント高い。一方、「交際から結婚するまで2年以上が理想」と考える女性は、約26%と少数派。男性の38%と比べて、12ポイント少なかった。

　婚活サイトに登録している男女を対象とした調査であるため、男女ともに、交際から結婚に至るまでの“理想”期間は短い。「交際から6ヶ月以内に結婚したい」人は、全体の1割(男性12%、女性10%)で、「3年」(男性7%、女性3.9%)や「4年以上」(男性4%、女性0%)など、長期の付き合いを望む声はごく少数だ。特に女性側で「交際期間は短くてもいい」との声が目立つ。

　調査したIBJでは、「婚活をしている方々は結婚への意識が高く、恋愛期間を短縮しての結婚を希望される方もいる。中でも女性は『出産適齢期』のことを意識していることから、1年以内の結婚を理想としている女性が男性より多めという結果につながっているようだ。一方、男性は出産適齢期を気にすることなく、自分の経済的な安定と、相手との自然な生活をイメージできるようになってから結婚を意識し始めるため、2年以上の付き合いを経てからの結婚でも『焦り』を感じていない傾向があるようだ」とコメントしている。(編集担当:北条かや)

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