NY株式:ダウは53ドル安、早期利上げ観測強まる

2015年5月23日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY株式:ダウは53ドル安、早期利上げ観測強まる
21日の米国株式相場は下落。ダウ平均は53.72ドル安の18232.02、ナスダックは1.43ポイント安の5089.36で取引を終了した。メモリアルデーの連休を控えて閑散取引となる中、4月消費者物価指数が概ね良好な内容となったほか、イエレンFRB議長が講演で、景気の改善が続けば、年内の金利引き上げを行うことが適切との認識を示したことで、早期利上げへの警戒感から下落した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で電気通信サービスや運輸が下落した。

PCメーカーのヒューレット・パッカード (HPQ)は、好決算を発表して上昇。旅行予約サイトのエクスペディア(EXPE)は、中国の同業イー・ロング(LONG)株の大部分を売却し堅調推移。クラウド型顧客管理ソフトのセールスフォース・ドットコム(CRM)は、マイクロソフト(MSFT)による買収交渉が物別れに終わったことが報じられたものの上昇。一方で、アパレルのギャップ(GPS)は決算内容が嫌気され下落。ディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)は弱気な翌四半期の見通しを受け売られた。

25日はメモリアルデーの祝日で米国株式相場は休場となる。全米自動車協会(トリプルA)によると、連休中に50マイル以上の遠出(旅行)を計画している人は、前年比4.7%増で約10年ぶりの高水準となる見通し。

Horiko Capital Management LLC《TM》

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