「くりっく365」「くりっく株365」ともに月末時点の証拠金預託額は上場来最高

2015年4月2日 14:35

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記事提供元:フィスコ


*14:35JST 「くりっく365」「くりっく株365」ともに月末時点の証拠金預託額は上場来最高
東京金融取引所(金融取)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」では、3月の取引数量は前月比10.7%増の298万3225枚。1日の平均取引数量も13万5604枚と前月比では0.7%の増加。また、月末時点の証拠金預託額は2722億円と月末時点ベースでは上場来最高(5ヶ月連続の記録更新)となった。

一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」では、3月の取引数量は前月比45.9%増の79万3066枚。1日平均取引数量も前月比32.6%増の3万6049枚。月末時点の証拠金預託額は304億円と「くりっく365」同様、月末時点ベースでは上場来最高となり300億円の大台に乗せている。

3月の日経平均の上下の値幅は1089.25円と1000円を超え、23日には19754.36円と20000円の大台に迫る場面が見られた。ただ、配当権利取り最終売買日(26日)前後、先物主導で売り崩されるような相場展開となりボラティリティは上昇。為替市場でもECBによる量的緩和の開始などを背景にユーロ安が加速するなど株式市場同様、値動きの荒い展開となった。こうしたボラティリティの上昇が、短期的な投資を手掛ける個人投資家の積極的な売買を誘発したと思われる。新年度入りした株式市場だがやや波乱のスタートとなっている。ボラティリティ上昇を背景とした個人投資家による活発な商いはしばらく続きそうだ。《MT》

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