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豊田通商、愛媛に木質バイオマス発電事業会社を設立
豊田通商の子会社であるエネ・ビジョンは30日、愛媛県松山市において木質バイオマス発電事業の100%子会社「合同会社えひめ森林発電」を設立し、愛媛県で初めての木質バイオマス発電事業を開始すると発表した。
これは、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用した事業で、木質バイオマスを燃料として、規模は1万2,500kw(発電端)、1万1,100kw(送電端)を予定している。使用する燃料は、発電所近郊の間伐材や林地残材を中心とした県内の未利用材を主燃料とし、一部PKS(やしの種子がら)の輸入材を混焼させる予定で、林業やチップ加工などの雇用を生み出すと共にエネルギーの地産地消につながるとしている。
発電所の建設予定地は、愛媛県松山市大可賀のコンビナート内で、主要な設備はボイラーや蒸気タービン発電機で構成される。年間予定発電量は 約8万7,000MWhで、四国電力へ売電する計画で約2万4,000世帯の年間消費エネルギーに相当するという。年間売上は最大約24億円を予定しており、稼働予定時期は、2017年12月に発電所が完工、試運転を開始し、2018年1月より営業運転を開始する予定である。
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