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自動車大手8社の国内生産、8ヶ月連続減
国内自動車大手8社、トヨタ自動車<7203>、ダイハツ工業、日野自動車<7205>、日産自動車<7201>、三菱自動車<7211>、ホンダ<7267>、スズキ<7269>、マツダ<7261>、富士重工業<7270>は25日、それぞれ2月の国内生産台数を発表した。それによれば、8社全体の国内生産台数は前年同月比5.7%ダウンの77万台であり、これで8ヶ月連続で前年同月を下回ることとなったものの、マイナス幅は1月の前年同月比10.3%ダウンよりも縮小した。
メーカー別に見てみると、富士重工業が前年同月比17.3%アップの5万8000台であり、最も伸び率が高かった。2014年2月の記録的な大雪により、生産が停滞した反動が表れる形となった。スズキも前年同月比2.8%アップの8万6000台で、2ヶ月連続で前年同月を上回った。しかし、トヨタ自動車、ダイハツ工業、日産自動車、ホンダ、マツダについては消費税増税の影響が長期化していることもあって、軒並み前年同月を下回ることとなった。トヨタ自動車は前年同月比7.9%ダウンの27万5000台、ダイハツ工業は前年同月比1.1%ダウンの7万3000台、日産自動車は前年同月比2.2%ダウンの8万5000台であり、なかでも特にマイナス幅が大きかったのはホンダで、前年同月比32.6%ダウンの5万7000台という結果であった。ホンダのこの大幅なマイナスは、新型車投入の効果が薄れたためとみられている。
また同日、国内自動車大手8社は海外生産、国内販売台数、輸出実績も発表。8社全体の海外生産台数は前年同月比4.4%ダウンの127万台、国内販売台数は前年同月比15.6%ダウンの44万台、輸出実績は前年同月比0.4%ダウンの64万台という結果であり、国内生産台数と同様にすべて前年同月を下回ることとなった。
国内販売台数と輸出実績についても、8社は軒並み前年同月を下回ったものの、そのなかでも好調さをみせたのは、国内生産台数で大きく前年同月を上回った富士重工業だ。国内販売台数は前年同月比1.5%アップの1万7000台であり、輸入実績は前年同月比2.1%ダウンの4万3000台という結果であった。(編集担当:滝川幸平)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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