ヤフー、「Life360」と提携 子どもなどの位置情報がわかるアプリを提供

2015年3月28日 20:42

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 ヤフーと米国のスタートアップ企業のLife360, Incは27日、業務提携し、位置情報共有アプリ「Life360」のAndroid版を日本国内向けに仕様を改良し提供開始したと発表した。iOS版は近日中に公開予定。

 「Life360」とは、家族や友達など登録者同士をグループとして登録し、お互いの居場所をリアルタイムで把握できるアプリである。子供に持たせたスマートフォンで位置情報が分かることから米国のファミリー層を中心に支持され、全世界で5,000万ものグループに利用されている。利用は無料(機能が充実している有料版も提供)。対応OSはAndroid2.3、iOS7.0以降。

 「Life360」の主な機能には、家族や友人・知人がいつでもどこにいるかわかる「登録者同士のスマートフォン端末で、お互いの位置情報の確認機能」。学校や塾などを登録して「特定の場所の出発や到着をそれぞれ知らせるプッシュ通知機能」。「万一の場合に備えた緊急通知ボタンの装備(自動音声による電話通知も今後実装予定)」。および、「地図に犯罪発生地点情報の搭載(予定)」などがある。

 有料版の「Life360」は、最大30日分の移動履歴が閲覧可能(無料版は前日まで)。プッシュ通知のエリア設定の個数制限なし(無料版は2個まで)。なお、有料版のグループは、グループ全員がそのグループにおいて有料版の機能を利用できる(課金対象は有料版に登録したユーザーのみ)。

 近年、全国的に子どもを狙った犯罪が増加傾向にあり、保護者の間に不安が広がっている。それに伴い、保護者の目が行き届かない下校中や、子どもがひとりで外出する際の安全確保について、保護者の意識が高まっている。このような中、日本国内の保護者が抱えている子どもの居場所をリアルタイムで把握したいというニーズをサポートする。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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